【運送業界ニュース】国交省 自家トラック利用期間を拡大 〜繁忙期に対応、「春期」を新設〜
国交省 自家トラック利用期間を拡大 〜繁忙期に対応、「春期」を新設〜
国土交通省はこのほど、年末年始や夏期など繁忙期での自家用トラックの有償運送について、許可する対象期間を拡大する方針を固めた。期間を規定した現行の通達を年明け1月までに改正し、2月に施行する。現行の許可期間は、年末年始繁忙期の「毎年11月10日から翌年1月10日」、夏期繁忙期の「毎年6月1日から同年8月31日まで」、秋期繁忙期の「毎年9月1日から同年11月30日まで」の3期間となっている。
改正後は、あらたに春期繁忙期を設けることを決め、期間は「毎年3月10日から同年3月31日まで、4月20日から同年4月30日まで及び5月6日から同年5月15日まで」とする。併せて、夏期については「6月15日から8月12日まで」に期間を変更し、従来の「年末年始繁忙期」は「年末繁忙期」と改め、期間を「11月10日から12月31日まで」に改定する。秋期は従来通りとする。 近年、インターネット通販などの貨物取扱量の増大に伴い、ラストワンマイル輸送の需要が高まる時期が変化していることを踏まえ、トラック運送事業者の輸送需要に対応するため、自家用トラックが有償運送を行える許可期間を拡大した。
なお、許可期間は、規定の繁忙期のうち1車両ごとに毎年90日が上限となる。
出典:カーゴニュース12月4日号
https://www.fujibuturyu.co.jp/headlines/181210/03.html