【運送業界ニュース】トラック隊列走行の後続車有人・無人

「トラック隊列走行の後続車有人・無人」

 運送業界の業務効率化推進の一つの手段として、トラックの隊列走行を自動化しようとする動きがあります。目指すところは、トラック何台かの隊列走行において「先頭車にだけ運転手がいること」です。

 政府は、早ければ2022年の商業化に向けて、2020年に高速道路(新東名)での後続車無人での隊列走行を技術的に実現することを目指しています。また、その前段階として、2021年に後続車有人システムの商業化を目指しています。
 現在は各トラックメーカーが参加して「後続車有人」での実証実験が繰り返されています。

 そこで使われている技術が、「CACC(Cooperative Adaptive Cruise Control)」協調型車間距離維持支援システム です。これは通信で先行者の制御情報を受信し、加減速を自動で行い、車間距離を一定に保つ機能です。

 また、この12月から新東名自動車道で始まる実証実験では、「LKA (Lane Keeping Assist)」車線維持支援システム が試験されています。これは白線を検知して車線内での走行を維持できるようステアリングを調整する機能です。

 隊列走行時だけでなく単独走行時にも、運転手にとっては助かる機能。実証実験の成果が楽しみです。

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日本経済新聞 2018/12/4 19:55

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